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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

大妖怪展で希望と絶望の真珠庵本

『妖怪へぇこいたの手記』

大妖怪展(江戸東京博物館の)行ってきた話

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にん!

はいこんちは。大分更新間隔空いてますが、ともかく妖気が足りんとか言い訳しながらも妖怪好きなのは隠しきれません。

夏は妖怪だとか幽霊だとかが一番盛り上がる時期。なんだか妖怪展みたいなのも色んな所でやってるようで、池袋では水木しげるのなんたらをやってるみたいですし、江戸東京博物館でもやってるようですし――と、日々通勤途中にチラ見してたんですが、ちょとその内容を見て、江戸東京博物館の方はなんとしても行かねばならん、と思いましたわけです。

 

で、土日祝日はディズニーランドばりに混んでるらしい、という情報にビビりつつも、嫌な感じの雨が降る今日、やっと行ってきました。

恋人には「そんなの行くくらいなら佐村河内の映画が見たい」と意味不明な断られ方したので(つかもう話題が古い)、妖怪より佐村河内とかどういうことだよと憤慨しつつも一人コソコソと出かけたわけです。

 

さて。

この大妖怪展、キャッチコピーが「土偶から妖怪ウォッチまで」になってます。

妖怪ウォッチ推しまくりだったらどうしよう……とちょっと不安でしたが、そこはご安心ください。

というか、「妖怪ウォッチまで」の部分に期待していったらそのあまりのオマケっぷりに泣くことになるでしょう。

最後にちょっとコーナーがあって、僕は一分だけ立ち止まって「観賞」してみましたが、何が誰でどこがDOなのか全く分からないので困っちゃったニャン。

 

僕がとにかくこれだけは「行かねばならぬ」と思い立った理由、それは、展示される物がことごとく僕がこのブログでも紹介してきた、思い出一杯夢一杯のモノばかりだからに他ありません。

見れて超嬉しいのが盛りだくさんなのです。

まずは、平太郎さんの大活躍を描いた、『稲生物怪録(いのうもののけろく』

まさかこれを見れる日が来るとは思わなかった笑

このブログでも結構力入れて特集したので、見てみてください。ふざけた内容なのですが、とにかく平太郎さんがすげぇのです。

しかも色んなバージョン? というか似たようなのがあるらしい中で、ブログで紹介したのと同じのが見れたので最高に幸せです。

間近で見ても、やっぱり平太郎さんのとぼけ顔はかわゆかったです。

 

鳥山石燕が大いに参考にしたといわれる、佐脇嵩之の『百怪図巻』、なんとこれもありました。見れたのは一部ですが、今日行った時は髪切り、猫また、野狐の部分が展示されてました。これもすごくうれしい。

 

葛飾北斎の絵も数点あり、皿屋敷のお菊提灯になったお岩さんのもありました。

これも展示内容が後半で変わるらしいです。

 

鳥山石燕の『画図百鬼夜行』シリーズも展示してありました。

もうこれはネットでも文庫版のちっちゃいやつのでも、穴が開くほど見たシリーズですから、幸せです。

 

歌川国芳、月岡芳年、川鍋暁斎などの版画も結構あって、特に僕は月岡芳年の数点はうれしかったです。

『新形三十六怪撰』もあり、『和漢百物語』もあり。

 

そういえばちょろっとだったけれど、『絵本百物語』も展示されてました。

 

さてさてだらだらと展何が展示されてたか、を書いてきましたが、お気づきでしょうか。

なんとですね、このブログでの力を入れて特集してきた妖怪画集、絵巻のですね、ほぼ全てがこの大妖怪展に出展されてるんですよね。

こんなうれしいことはないでしょう。

行くしかないでしょう。

 

そして!

地味に一番見たかった、百鬼夜行絵巻の真珠庵本!

まさか、まさかこれを見れる日が来るとは!

こんな特集もそういえばやってました。

 

ドキドキする気持ちを抑え、雨の木曜日のくせに展示物が小さいせいか結構混雑してる会場内を進み、真珠庵真珠庵と念仏のように心で唱えながら、申訳程度に展示されてる妖怪ウォッチコーナーを抜けて、さぁさぁどこだメインは、どこだメインは、と歩き続け「出口」が見えて……。

ん?

出口?

いやいやご冗談を。

真珠庵本を見てないよ、僕は。

ねぇ警備員さん、僕は真珠庵本をまだ見ていないのだよ。

来た道を戻り、絵巻がいっぱいあったコーナーへ向かい、真珠庵本のパネルを見つけ、いやだからどこだよ真珠庵本は! とイライラする気持ちを抑えて探していると、目に飛び込んできたのがチラシのコレ。

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ホワァァァァイッ! 

ジャパニーズピィィィポォォォォ!!

 

八月二日から展示だそうです。

重要文化財だもんね。仕方ないよね。

知ってたら今日来なかったんだけどね。

でもたぶん色んなとこに書いてあったんだろうね。

僕が悪いんだよね、うん。

 

 

そんなこんなで若干消沈して帰宅しましたが、それでも、やっぱり、紹介してきた数々の妖怪画が生で見れたのは幸せでした。

妖怪ファンならおなかいっぱいになるのは間違いないのですが、展示物が前半後半で大きく変わるのと、絵巻とかは一部しか見れないことだけはご注意ください。

 

妖気いっぱい貰ったで! ありがとう江戸東京博物館!

悔しいから行けたら八月また行くし。