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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

愉しみ

『妖怪へぇこいたの手記』

憑かれてゐる。

最早疲れてを憑かれてと置き換えて書くことは間違いでは無いとおもつてゐる。

実際餓鬼だのヒダル神などは疲労感みたいなもんじゃないか、と思う。

というか疲れるの語源は憑かれるに行きあたるんじゃないかとさえ思う。本気で。

 

さて。例えるならば、此度の店舗異動は、野球選手に移籍の話が転がり込んで、いざ移籍してみたらサッカーチームだった――ぐらいの「別のスキル」を求められる異動だった。

もちろん、無駄なことなど一つもない。

しかし、突然新たな責任を負わされかつ未体験未修得のスキルを強制的に求められる今というのは、崖から突き落とされたイボイノシシみたいなものである。

が。

これが不思議と充実している。

店舗の仲間達と上手くやれている事もあるだろうし、未体験の新たな境地が少し面白いというのもある。

もちろん、失敗続きではある。けれども、ここまで無茶をやらされるのであれば、自己鍛錬と割り切ってこちらも無茶苦茶に挑戦できるというものだ。

最低限のクオリティにするのは当然のこととして、である。

 

そして、結局僕は妖怪が好きである。

それが今回も支えになっているのだろう。妖怪で食っていきたいなんて思うけれども、ブログに広告貼りつけた程度で何がどうなるもんでもない。日々の仕事に圧迫されて、妖怪の事を考える時間だって明らかに減っている。

それでも、魑魅魍魎は支えてくれるのだ。

よくわからん現象ではある。

つまり、「妖怪がなんかしらんけど支えになってる」という「妖怪」もいるようなのだ。

 

ところで、無駄に感動してしまった一月末の富士山が見えた事件。

なんと、逆方向にかなり長い事バイクで通勤する今の職場の、三階のトイレから、富士山が毎朝見えるのである。

これは本当に嬉しかった。

開店前の僅かな時間、わざわざ遠い三階のトイレへ行き、富士を眺めるのがささやかな愉しみになっている。

遠くに頂のみが見える感じではあるけれど、パンチラ同様、見えるか見えないかのほうがソソルというものだ。でも結局はガッツリ見たいのも同様。

 

明日はまた雪が降るかも知れないという。

「頼むぜたんまりと積もってくれよぉ! 電車止まって大人ドモざまぁ!」

と、思えていた自分はもういない。

僅かな積雪をも忌々しく思うようになってしまった自分を、ちょっとだけツマランやつになってしまったな、なんて思う。

それでも――雪の降る日には、「雪の妖怪って他にいねぇのかなぁ~」なんて調べちゃってる自分は実は幸福なのかもしれない。幸も不幸も自分が決めることなのだけれど。