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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

妖怪のいるレジ

『妖怪へぇこいたの手記』

さっき起きた事。

帰り際頻繁に寄るスーパーには、とても不愛想にレジを打つとあるおっちゃんがいます。

これがまぁほんとに不愛想で、一体世界の何が憎くてバイト中こんなに不愛想な接客ができるのだろうか? といつも不思議なのですが、今日はそのおっちゃんが品出しをしてました。

スーパーに寄る際、多くの方は「絶対に買うべき物」が一つや二つは決まっているだろうと思うのですが、独り身の僕は大体一つの目的の為に寄る事が多いです。

今夜のスーパーへ寄る最大の目的は、「からしマヨネーズを探す」事でした。

そもそもからしマヨネーズというものが一つの商品として売られているかどうかも解らなかったのですが、なんとなく「キューピーならきっとやってくれている」という想いがあったのです。

からしマヨネーズを何に使うか? なんていうあたりめぇな疑問はスルーして――僕はどうしてもマヨネーズを置いている場所が見つけられませんでした。

その行きつけのスーパー、コロコロと配置を変えるんです。それで路頭に迷う客が何人いるのかわかってるのか! と言いたいところですが裏の事情が色々とあるのでしょう。

そんなわけでどうしようもなくなって、結局品出し中のレジ不愛想なおっちゃんにマヨネーズの場所を聞きました。

すると。

物凄く優しく丁寧に、のみならず僕がお礼を言った後も執拗に何度も細かく場所を言い続けてくれて、僕の中でのそのおっちゃんのイメージは一変しました。

で、からしマヨネーズ。

ありました。やっぱりキューピーがやってくれてました。

からしマヨネーズを切望した事が今まで無かったので、もしかしたらからしマヨネーズなる商品は遥か太古の昔よりここに鎮座しておられたのかもしれませぬ。

僕は意気揚々とレジへ向かいました。そしてさっきのおっちゃんがいつの間にかレジにいる。

もう想像できたでしょうが、そうなのです、おっちゃん、レジではやっぱりすごく冷たくて不愛想だったのです。

僕のダラリと伸びた前髪が突然ピョコンと立ち上がり、思わず僕は「父さん、妖気を感じます! 何かいます!」と叫ぶと遥か彼方の実家の父ちゃんが「婆ちゃん弱ってるからたまには顔出せよぉ」と現実的な言葉を投げかけて来たような来ないような。

とにかく、ちょっと意味が解りませんでした。

品出し大好きだけどレジ大嫌いなんでしょうか?

まぁ確かに時間も遅かったですし、帰りたい時間なのかも知れません。

だからってそんな不愛想にしなくても……。

 

からしまよねいず買いし時 番台に居座る怪あり

冷たき時に出ずると云

これ妖怪冷時ならんか