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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

悩み多き日々に慣れて悩み無き日に怯える

『妖怪へぇこいたの手記』

気付けたのです。

これではダメだと。

蝕まれていく月を見上げながら、蝕まれていく自分に鞭を打って。

 

今日はいつになく「全てが上手くいった日」でした。

しかしほぼ毎日なんらかの重い憑き物のような悩みを抱えている(のか、そう思い込んでいるのか)僕は、上手くいった日を素直に喜べなくなっていたのです。

僕は凄く自然に、「あぁこんなに上手くいってしまったら、きっと後で大きな厭な事が起きる」と考えました。

そして――やっぱり一日の終わりで、全てを覆すような事が起き、「やっぱりか」とすんなりと受け入れたのです。

 

で、今さっき色々考えていて。

おいそんな風に考えるようになっちゃったらオシマイだろ――と思ったわけです。

そんなんでハッピーウレピーできるわけがない。

もしかしたら、良い事が続いた後の僕というのは自然と「悪い事を欲す」ようになってしまっていて、世の常の通り、良いものを欲してもくれないけれど、悪いものなら望めばすぐにくれる神様が僕に悪いものをくれてるんじゃないか、と思ったのです。

 

心の持ちよう。

それらは全て後付け。

だとしても――

 

上を見上げたら珍しい蝕まれる月が見えました。それは不気味で、悪い事の象徴のようでした。または世界の終わりのようでした。

けれど上を向いて歩く余裕ぐらいはまだ僕にもあるらしいのです。

 

気付けたのだから大丈夫。

結局一生自分の心と戦って生きるのでしょう。

妖怪はこのように再び前を見た僕に舌打ちしているかも知れません。

ふざけんなよ妖怪さんども。

調子に乗ってるとぼっこぼこに愛しちゃうぞ。

悲鳴を上げて泣くまで愛の言葉を囁いちゃうぞ。

 

ニュース等を基本的に見ない僕は、帰宅してから月蝕を知りました。

成程そういうことか。世界の終わりと捉えていたけれど、世紀の天体ショーだったんだ。

ものは考えよう。

やっぱり今日は全てが上手くいった日なのです。