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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

くらえ呪詛返し!

『妖怪へぇこいたの手記』

どういう流れだったか忘れましたが、職場で「呪い」の話になりました。

何かをしでかした僕に、いつも僕をしこたま怒ってくれる先輩が

「もう怒った。俺の彼女に頼んで呪いをかける!」

と言ってきたので、そういうのに関してのみ強い僕は「ほう」と思いまして、

「それは僕の土俵ですので負けませんよ?」

と随分調子に乗った発言をしたのですが、ともかくその流れで「呪い」の話になったのです。

 

それはどうやら冗談では無いようで、本当に先輩の恋人の知り合いの恋人(この時点でなんだか効力薄そうですが)が、呪術をかける人を知っているのだとか。

それは本当にキクようで、下手すりゃ死ぬこともあるのだとか。

陰陽師系だとか密教系だとか、その先輩らしからぬ言葉が沢山出てきましたので僕も大変興味を持って聞いていたのですが、最終的に「呪術」なんてものが本当にあるのか? という話になりました。

 

なぜか妖怪は興味無いくせにオカルトは好きな先輩とは、概ね意見は一致しました。

宗教特集だの陰陽師特集だのしといてなんですが、僕はそういう「呪術」的なものは「無いということが大前提」だと思っているので(これは妖怪も同じです)、やっぱり科学的な見方をした時、何らかの要因が呪いをかけた対象に働くから「呪いのようなこと」が起きるのだと思っています。

まぁ呪術と言っても物凄く種類はあるわけで、僕がここで「無いということが大前提」と言っているのは、それこそ「あいつしねぇぇ!」と呪ったらすぐ死んじゃった――みたいなのとか、手から禍々しい気みたいなのが出て人に当たってその人昇天、みたいなのとかです。呪いの種類同様、呪いの効き方、かかりかたっていうのも種類が無数にありますからね。

 

陰陽師に関しては、特集記事で調べた時に、すんごく頭の良い人しかなれなかったことを知りましたので、統計的なナニカだとか、マジな星の動きだとかをちゃんとした理屈で理解してる陰陽師みたいな人だったのなら、「呪術みたいなナニカ」は出来た気はするのです。普通の人が理解できない範囲のナニカ、という意味で。

占いに関しても同じですね。統計的に、普通の人より遥かに優れた知能で予言したのなら、そりゃ大方当てることだって不可能じゃないような気がします。

 

さてじゃあ現代の呪術。

どんな儀式をするのかは知りませんが、例えばそれこそ犬神みたいに犬の生首だの生き血だのを使ってごえぇ儀式した上で、「あいつうざい」みたいに呪いをかけたとしましょう。

それが効くとしたら、遠回しに何らかの手段で「あんた呪いかけられたよ」と伝えられちゃうだとか、遠回しにいやがらせするとか、やっぱりそういう事が必要になってくると思うわけです。

ガチな呪術師の方が見てましたらホントすんません。でも素人にはそうとしか思えないのです。

――そうではなく、本当に呪っただけで相手に不幸が起こるのだとしたら……。

偶然ではなく、ハッキリと「呪い」のせいでその相手に不幸が起きたのだとしたら。

おぉすげぇなぁ――って思うでしょう。

それだけ。

「超無敵バリアー!」

とか言ってる小学生にはきっとどんな呪いも効かないことだけは素人の僕にもわかります、はい。

 

最後に先輩が、

「とにかくもうお前にかけるって決めたから」

と言いましたので、

「余裕の呪詛返しで穴二つですわ」

と言い返したところ、先輩意味がわかってなかったようで、

「俺は女じゃねぇよ」

なんて返されたのでもう僕は口を噤むしかありませんでした。

呪詛返しを返された感じです。綺麗にオチました。