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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

井戸の神(いどのかみ)

井戸の神

八百万の神がこの国にはいるわけで、神々の零落した姿が妖怪であるーーとされているのだから妖怪だって神の数と同じぐらいいるのは至極当然である。
この井戸の神も、零落した神が妖怪となったものなのかも知れない。
 
井戸と言えばやはりホラー映画の金字塔を打ち立てた「リング」の貞子を連想する方も多いだろう。
井戸から這い出て来てゆっくりと近づいてくる様は僕も肝を冷やしたものである。
 
さて。
貞子が井戸の神を意識したかどうかは判らないが、井戸の神には貞子に似た伝承がある。
――ある日、ある娘が、井戸の水を汲みにやってきた。
ガラガラと釣瓶を井戸の底から引き揚げると、なんと井戸の神が一緒に登ってきた。
井戸の神は鯰のような顔をしており、不気味ではあるが愛嬌のある顔だった。
娘は井戸の神に会えるなんてきっと幸運が舞い降りる、と思い、嬉しくなって井戸の神に話しかけた。
すると井戸の神も嬉しそうに娘の話を聞き、うんうん、と頷いていた。
井戸の神は余程娘の事が気に入ったのだろう、もっと話を聞きたいとでも思ったのか、娘を突然担ぎ上げると、そのまま井戸の底へと消えていった。
そして娘が戻ることはなかったという。
 
以下妄想

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三十年後、アラサーになり結婚しないとそろそろヤバイ、と感じた娘は井戸の神に頼み込んで井戸から這い上がり、男を攫っては井戸の底でプロポーズを繰り返すもフラレ続けて今や50歳である。途中なぜか映画化されたりしたが、まさか「リング」というタイトルに込められた裏の意味が「私に結婚指輪を下さい」だった事はごく限られた関係者しか知らないタブーとなっている。

 

どうでもいいが、貞子って妖怪の毛倡妓(けじょうろう)にそっくりだと今さら気付いた(と思ったら過去も貞子っぽいって書いてた。貞子大好きみたいです僕)。今も昔も大人気。

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