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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

赤頭(あかあたま)

赤頭

以前赤がしらという、桜木花道な妖怪を紹介したことがある。

ぶっちゃけ同じ妖怪だと思ってスルーしていたのだが、全然違う妖怪だった。

 

赤頭は鳥取県に伝わる妖怪である。

 

ある日力持ちで有名な男が観音堂で一休みしていた。

するとそこへ妙な子供がやってきて、五寸釘を木に素手で打ちつけ、抜き、また打ちつけ――を繰り返していた。

驚いたことにその子供は五寸釘を打ち込む際指一本しか使っておらず、子供とはいえ生意気な、と思った力自慢の男は自分も挑戦してみた。

しかしこれが全然できない。

両手を使ってやっとなんとか打ち込むことは出来たが、今度は抜けない。

その様子を見ていた子供は、ケラケラと笑いながら去って行ったのだと云う。

 

と、伝承はそこまで。

さてここで浮かぶ疑問が、「赤頭」っちゅう名前はなんなのか? ということである。

 

そこで調べてみると、妙なことがわかった。

 

その力自慢の男の名前こそが「赤頭」である、という話もあるのだ。

そっちのバージョンでも上記の部分は同じで、後日譚として「力自慢の男の墓に、その力にあやかろうと人々が集まってきたところ、何か目に見えない重みを感じ、我慢できないほどだった」というものが加わる。

しかしそれを読む限り、結局妖しいのは子供であり、力自慢の男が赤頭と呼ばれていて妖怪視されるのは無理がある気もする。

 

さてさて真相やいかに。

あれこれ思いあぐねるのも妖怪の愉しみの一つでもある。

 

一応念の為、自分で染めて赤髪にしちゃいました――ということではないと思う。絶対。

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