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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

川姫(かわひめ)

川姫(かわひめ)

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僕はとにかく川が好きだ。
海も音、匂い、広さ、不気味さ等々考えると魅力的だが、それよりやはり川がよい。
河原なら丸一日ぼうっとしていても苦ではない自信がある。
幼い頃にはよく父親と釣りをしに出かけた。川の不気味さ、美しさ、音。それらは未だに僕の中で鮮明に思い出せる。
 
また、深夜に河原を訪れたこともある。
本当に何も見えない闇夜の中、川の音と、たまに聞こえる何かが跳ねるような音、虫の音。小豆洗い河童も、とにかくどんな妖怪が出たって不思議じゃない――そう思わせる怖さが深夜の川にはあった。
 
ああいう雰囲気の河原で、突然美女が現れたとしたら、確かに妖怪物の怪の類と思ってしまうかも知れない。
 
川姫は、河原に現れる美しい女性の姿をした妖怪である。
高知県や福岡県などいくつかの地域に伝わっており、魅入って心奪われるとたちまち精気を吸い取られてしまうのだという。
また、飛び上がって橋の上などに立つ美女、とも言われる。
 
直感では、魚を妖怪視したものではないかと思う。
事実ヤマメなどは山女と書くし、魚が女性に例えられることは多い。
また、釣りをする時というのは魚に対して美しさやエロさを感じることもある気がするので、跳ねた魚を女性に見立てたり、また女性に心奪われることに置き換える事は自然だと思う。
 
逃がした魚は大きいのか。