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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

心霊写真はあって妖怪写真が無いのはなぜなのか

『妖怪へぇこいたの手記』

――と、風呂に浸かりながらぼうっと考えていましたとさ。めでたしめでたし。

 

いやめでたくないですね。

というかですね、幽霊なんて元は妖怪(もっと遡れば化け物)の中のひとつでしょうに。

石燕だって『画図百鬼夜行』シリーズの中に幽霊描いてますし。

 

まぁ去年の夏頃に僕が幽霊見たぜ! みたいな記事を書き幽霊論争が巻き起こりましたが(僕の中では)、やっぱり妖怪がからっきし目撃されずに幽霊ばっかり見ただの出ただの写っただのと持て囃されるのは妖怪の枠を飛び越して幽霊が独立開業大成功しちゃったからなんでしょうね。

 

でもですよ。

例えば、あの日あの人が撮った新幹線内のあの心霊写真は、実は写っていたのは幽霊じゃなくって妖怪の垢嘗めだった――なんてことも起こり得ると思うのです。

そして「キャー! 心霊写真!」と大絶叫しお祓いしましょう焼きましょうとざわつく後ろで、垢嘗めが寂しい目をして「妖怪写真なのに……」と独り言ちているかも知れないのです。

 

更に垢嘗めは考え込み、

「風呂場に出ればこんなことにはならなかったかもな」

とか、

「舌を出すのを忘れちゃったよトホホ」

とかと悔いた挙句、最後には

「でもこうも迷わず心霊写真と言われてしまうのはそもそもマスコミが悪いのだ」

と結論付けてこの世を憂う事でしょう。

「あの頃に戻りたい……」

と思うのは人も妖怪も一緒。

 

――とか、幽霊さん大活躍の彼岸に想う、屁コキの夜。

めでたしめでたし。