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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

笑いと恐怖は紙一重

『妖怪へぇこいたの手記』

当たり前のことなのかも知れませんが、タイトルの事を凄く思ったわけです。

ホラー小説なんかを読んでいると、あまりにも普通とかけ離れた状況(ハプニングとか怪異とか)がよく起きます。

で、あまりにも普通とかけ離れた事って、そのまま笑いになる場合もありますよね。

例えば、全裸で逆立ちして「揉みたい揉みたい」と呟きながら移動するおっさんがいたとします。

これをテレビのバラエティ番組でやったら、見たまんま「笑わせようとしてるおっさん」ですし、まぁ多分モザイクはかかりますが笑えると思います。

しかし、自分の部屋、深夜2時頃、窓の外を見たらそういうおっさんが移動してた――となったらこれはもう大変な恐怖です。

状況、環境が違うだけで、全く同じ行為が「笑い」にも「恐怖」にも変わるわけです。

 

妖怪。はい出ました妖怪。

ならばこの「恐怖」そのものとも言えなくもない妖怪さんも、時には笑いになってしまうのか?

答えは当然YESですね。

前述した全裸のおっさんと全く同じかと思います。

深夜に寝室にぼうっと沸いて出られたら、そりゃもう大絶叫失神失禁気付けばチュンチュンです。しかしバラエティ番組にでも出ちゃった日には、「笑える珍獣(キモカワ)」な扱いを受けちゃうでしょう。

その辺をわきまえていて、夜型生活をしている妖怪さん達は伊達に長生きしていないようです。

 

また、日常生活でもたまにある、「笑いが恐怖に変わる瞬間」というのも面白いです。

前に友人が、高校での授業中、突然立ち上がり、

「えい! やぁ! とう! そぉりゃ!」

と殺陣?のような真似をし始めたことがあります。先生も生徒もみんな驚き、呆然としていたのですが、延々とそれを繰り返すので、次第に教室は爆笑に包まれました。

「えい! やぁ! とう! そぉりゃ!」

僕も大爆笑して「あいつ何やってんだよ」と思っていたのですが、爆笑もひと段落してもまだ彼はソレを止めなかったんです。先生が「いい加減にしろ」と言っても無視。

「えい! やぁ! とう! そぉりゃ!」

次第に教室は変な空気になってきて、「おいもうわかったよ」とか声を掛ける生徒も出てきました。それでもまだ止めず、いつの間にか最初は大爆笑だった雰囲気が、不気味なものを見るような恐怖へと変わっていたのです。

結局それもまた彼のネタで、何かに憑かれたわけじゃなかったのですが、あそこまでしつこくやられると怖くなるものです。

「やり過ぎ」は、恐怖の元です。

 

さて。

俺様発見してやったぜシリーズ(今命名)は、毎回これといった纏め方も、オチも付かずに終わります。

今僕はすでにこの話題に飽きていて、お風呂に入ろうと思っているのですが、少しお風呂に入るのが恐くなってしまって後悔しているところです。

シャンプーする時に目を閉じて、何かの気配を感じ、やだなぁ~、怖いなぁ~、なんて思いながら、ぐるぐると長く屈強な思考のトンネルを抜けるとそこは雪国であった。

もう12月。誰か嘘だと言っておくれ。