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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

台風ニモマケヌ強靭ナゴミ袋ニナリタイ

『妖怪へぇこいたの手記』

天気予報を見ておけばこんなことにはならなかったんですが、どうやら随分強烈な台風さんが関東目掛けて猛進してるらしいですね。

そんなことは全く知らず、呑気に「少し寒いけどいい気持ち」なんて考えながら愛する原付クンで朝出勤した僕は、当然帰りに地獄を見ることになりました。

 

河童をこれほど欲しいと思ったことなどないかも知れません。

あ、カッパです。

 

いいぞいいぞもっと荒れろぉ! 客ごと吹き飛ばせぇ!

なんて思っていたのも少しの間で、次第に僕の頭の悪魔の声には「でも帰りには止め~」と小声で付け加えられるようになっていました。

 

しかし止まぬばかりか激しくなりよる。

かといって帰らぬわけにもいかぬ。

でもびしょ濡れはイヤだ。

――となると答えは一つ。

 

「よし、ゴミ袋を着よう♪」

 

誰でもそうする。俺もそうする。

 

で、ネタじゃなくデカイゴミ袋に穴を開け、ズボンとジャケットもどきを作り、装着! すっげぇださい!

職場のみんなの失笑も気にせず、いざゴミ袋を纏った僕は嵐の中へ。

もうね、ちょー恐いですよ。ゴミ袋はバッサバサ音たててるし、前はほぼ見えないし、風はゴウゴウと唸ってるし。

ちょっと横目に道の木なんか見てみれば、そりゃ妖怪も沸くわい、と思えます。

やっぱこう、妖怪が見える時っていうのはちょっと変わった時とか自分が追い詰められてる時とかなんでしょうね。よく探せば濡れ女の一匹ぐらい見つかりそうなもんですよ。が、そんな余裕はありませぬ。

 

マンホールを避け、人目を避け、なんとか無事にアパートに着いた僕。そしてビニールを見てみると、なんと丈夫なことでしょうか、あれだけバサバサ言いながらも原型を完全に保っております。素晴らしきかなゴミ袋の耐久性!

そして僕は――

 

ぐしょ濡れ。ふざけんなテメー意味ねぇよ。やけくそでゴミ袋を破り脱いで、玄関にたどり着いた僕はまるでゴミそのものでしたとさ、めでたしめでたし。