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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

金縛りはどうしてあんなに怖い効果音を伴うのか

『妖怪へぇこいたの手記』

金縛りに遭いました。頻繁に遭う人からしたらムカツクんでしょうが、僕は滅多に金縛りにはかかりません。

ところで、何で金縛りって奴はあんなに怖いんですかね。

もうちょっと妖艶なBGMでもかかりながらおねェさんに囲まれるような幻覚でもいい気がするんですけどね。

緊張しちゃってガチガチで動けない、みたいな。

 

それはともかく、昨晩の金縛りは結構怖かったです。

動けないだけならいいのに、「手か? 手とか出ちゃうのか?」って思ったら、次の瞬間布団から真っ黒い手が出てきやがって、声を出せるなら大絶叫しちゃいたいぐらいでした(僕が手が出る事を予期して恐れたから出てきた、とも考えられますが。てかそうなんでしょうね)。

で、金縛りと言ったら「上に誰かが乗っている」的なイメージ。

そんなこと知らなきゃいいのに、なぜか知っちゃってた僕はそれを恐れちゃいまして、案の定僕の腹部の上に真っ黒い人影。

因みにその間絶えず「ゴゴゴゴゴゴゴゴ」というジョジョな効果音が鳴り響き続いております。大変盛り上がります。

で、その黒い影は、何を思ったのか僕をくすぐり始めました。

超恐い状況でのくすぐりの刑は、全然笑えず、ただただ不気味で嫌なものでした。

――んで、うばぁ!!と僕は解放され、汗だくで辺りを見回しました。

 

今回は、正直心当たりがあったのでそこまでショックではありませんでした。

ちょっと寝る前スマホいじり過ぎました。超眠かったのに脳をフル回転させてたので、まぁ縛りの刑も妥当でしょう。

 

さて。この金縛り、語源は不動明王に纏わる密教に伝わる必殺技「金縛法(きんばくほう)」にあると言います。

不動明王が通常時に自在に金縛り状態を作れたのかは知りませんが、金縛りの主な原因は睡眠時の、レム睡眠状態に起きるものというのは有名です。

疲労だったり睡眠不足だったり(僕は経験上、脳だけが異常に疲れている時に起きやすい気がします)が原因で、真夜中に意識だけが起きちゃって体は寝ちゃってる状態ですね。

そういう周知の事実は置いといて、凄く興味を持ったのが今回僕が体験したような「人影が上に乗ってる」現象がなぜ起きるのかという点。

それは、「脳が理解できない現象を説明する為に勝手に作り出す虚像」だそうで。

 

ピンときましたか?

そう、妖怪と全く同じですね。

脳は時に、宿主が意識していないところで勝手に映像を作り出すことがあることの証です。

京極先生もその事は書いてますし、井上円了なんかが言った「妖怪とは心これなり」という言葉もまさにこういうことなんじゃないでしょうか?

事実、金縛り時に見る虚像は現実世界に存在しているもののように映ることは知っている人は知っている筈。

さらに、物理的接触までしてくる。

それが実際に起きた事ではなくても、当事者にはそれは現実の出来事となんら変わりない体験になっている。

 

――まさか金縛りの体験談書いててこんな素敵な事を発見するとは思いませんでしたが、タナボタです。

なんとなく前記事の影の病とも関係してますね。

 

最後に夢のある話をしましょう。

最初に「僕が手が出ることを恐れたからその通りになった」みたいなことを書きました。脳が勝手に作り出すイメージもあるとはいえ、やはり自分の意識と関係してくる要素もあるようです。

としたら……

 

むふふ。