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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

さよならとまたいつか『月百姿』より「銀河月」

『月百姿』
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『月百姿』より「銀河月」
 
二年半近く連れ添った恋人と、すったもんだの挙句ついにさよならしました。
つい最近の事です。
最後に逢って話した日、「きっとまた戻りたくなると思う」と言っていました。
じゃあなぜ? 
しかしそういう場合の「じゃあなんでーー」ほど無力なものはありません。
お互いが嫌いになったわけではありませんでした。二人でいればいつでも笑いが絶えることなく過ごせました。
じゃあなぜ。
ここが恋愛の妙ってやつでしょう。
 
 
彼女は、本当にすんごく変な性格で、情緒不安定で、むかつくやつでした。
でも、そういうところも全て好きだったのです。
はっきり言ってあやつよりも素敵な女性は世界にうざまんといるでしょう。
でも、僕はあの腹立たしいアイツが世界で一番好きなのです。
 
時間は傷を癒します。また逆に、忘れたくない気持ちまでも、時間は平気で洗い流してゆきます。
 
利口な者はここで少し引きずりながらも、切り替えようとするのでしょう。
しかし僕は変な奴で、またとても利口とは言えない男です。ーーあ、妖怪です。
多くの人々が取り憑かれる、巨大で、曖昧で、よくわからない妖怪「愛」に、僕もまた取り憑かれております。
「きっと、待ってるよ。今までみたくお前の都合で、こっちの事なんか何も考えもせず、フラっと戻って来い」
僕はそう言いました。
 
一か月後、半年後、一年後……
同じような気持ちで待っていられるか保証はありません。また当然、あいつが戻ってくる保証もないでしょう。
それでも今は、いつでも笑顔でまた迎えてやりたいと思うのです。
 
一年に一度の再会のみを楽しみに過ごす織姫と彦星は、一体何を支えにして待ち続けることができるのでしょう。
 
以下失恋ポエミスト化現象につき注意。
 
秋の涼しげで物哀しげな匂いも、君と過ごした日々を思い出させるきっかけにしかならない。僕が今本当に欲しいのは、君のあのシャンプーの匂い。君のあのお母様が好きなよくわからん外国の柔軟剤の匂い。
今の僕の目に映るもの全てには色が無く、輝きも無い。僕の暗い瞳の奥に棲む悪魔が、全ての色と輝きを吸い込み、飲み込んでしまう。
そうそれはブラックホール。銀河にかかる天の川の、両側に残された織姫と彦星の輝きをも吸い込んでしまうブラックホール。
 
事の起こりはそう……
遠い昔、はるか彼方の銀河系で――
 
なるほど、七夕故にエピソード7か。次の七夕ってかなり遥か彼方の出来事になっちゃうけどry
 
そこに希望はあるのか! ぶっちゃけただ未練がましい男……いや妖怪になってしまっているだけではないのか! 否! そこには愛と、絆と、希望があるのだ!
立てよ国民! 戦いは今、始まったばかりだ!!
 
……とにかく、しばらく大人らしく大人しくしてます、はい。
尚、織姫と彦星は、恋人ではなく夫婦です。最後に真面目に豆知識。