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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

あーもーなんかだるいわー……妖怪「くったくた」

『うぃき的現代妖怪絵巻』
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るんっ様提供「妖怪くったくた」
 
気だるそうにフラフラと歩く少女をよく見かけるようになった。まるで人生に疲れているかのようでもあり、夜更かしした為に睡眠不足で怠いようにも見える。
当の少女達自身も、なぜ自分がこんなに疲れているのかが全くわからない。
 
生理前でもなければ何か嫌なことがあったわけでもないんだけれど、なんかもうダルイ。
 
科学や医療の発達した現代であるからこそ、逆に人々は原因を具体的なモノに求めてしまう。正体が実は妖怪であることも知らずに。
 
妖怪くったくたは、そんな現代の科学にすがる風潮を隠れ蓑にし、少女達から気力を吸い続けている妖怪である。
耳と尻尾のカタチから、正体は狐であるとの説が一般的だが、足が自由に伸縮して体に巻きつくことから轆轤首の仲間なのでは? とも言われている。
それ以上に特徴的なのが髪の毛で、浮世絵師鳥山石燕が描いた毛倡妓のように顔面を覆っている。
ある研究家(へぇこいた氏)によると、
「狐のような姿をしている事と、名前と、特徴的な前髪から推測して、管狐(くだぎつね)と関係しているのではないかと思います。管狐というのは憑き物であったり、また飯綱使いが竹筒に入れて使役したりもしたモノです。竹筒に入れられていた頃の名残で、恥ずかしい為に前髪が長いのではないでしょうか。そして名前もくったくた。管管、という意味にも取れませんか? そしてその特徴である気力を奪う、というのも、管狐が霊能者などに呪術めいた使われ方をしていたのと通ずるものがある気がするのです」
とのこと。強引な気もするが一説なのでそこはまぁ我慢。
 
現代では、知らず知らずの内にかなりの数の少女がこのくったくたに憑かれているらしいので、妙なダルさが続く女性は一度近くの神社やお寺、陰陽社に見せに行った方がいいかもしれない。
 
 
しかしながら、石燕の毛倡妓にしろくったくたにしろ、顔が見えないというだけでやけに色っぽく見えるのは気のせいだろうか?
 
画像提供元:pixivよりるんっ様