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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

妖怪「二度寝童(ふたどねわらし)」

『うぃき的現代妖怪絵巻』

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ビビビの鼠様提供「二度寝童(ふたどねわらし)」

 

「止めた記憶なんて無いのに勝手に目覚まし時計が止まってた!」
そんな記憶、ないだろうか?
それはきっとこの二度寝童が枕元にいるから。
二度寝童のすごいところは、自分が目覚ましを止めてしまうことも出来るだけでなく、寝ている人を操って止めさせる事もできるということ。
これにより「止めた記憶は無いのに、どうやらいつの間にか自分で止めてたみたい」ということが起こる。また、多くの人々がこの妖怪に遭遇しているのに覚えていないのも、寝ぼけている間に出遭っているからに他ならない。
 
ただ、二度寝してしまったことによる遅刻などの被害以外には、とくに害はない。何を隠そうこの二度寝童自身は、業因に眠らせたままにするのが好きなのではなく、目覚ましなどの音と、気持ち良さそうに寝ている人を起こそうとするソレらが嫌いなだけなのだ。二度寝童の憎めないところは、何度も鳴る目覚ましであっても、一度止めると満足して消えてしまうということ。それ故にそこまで迷惑な妖怪にはならず、そのような良いイメージから「童」という言葉が名前に加えられたという。
 
勝手なイメージだけで二度寝させる悪い妖怪と思われがちだが、実は健やかな睡眠を守る良き妖怪でもあることは忘れてはならない。
 
尚、鳥山石燕が描いた妖怪にぼ暮露々々団というのがいるが、もし使っている布団があまりにも古く、付喪神化して暮露々々団になっていたとしたら、この二度寝童が出て来てしまうと丸一日ぐらい起きられないとも聞く。
気持ち良い健やかな睡眠をとるためにも、似度寝をもっと喜ばせる為にも、一日の内の大部分をその上で過ごすことになる布団は良いものを買いたいところである。