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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

孫悟空(そんごくう)

『北斎漫画』
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月岡芳年『月百姿』より「玉兎」
 
願いが叶うあの龍の球のお陰で日本では知らない人の方が少ないのではないかと思われる孫悟空。しかしスーパー野菜人なアッチではないので注意。
 
妖怪として図鑑で紹介していいのかはわからないが、妖怪画を描いてきた様々な絵師達も孫悟空を描いているため紹介してみる。
 
アニメとは無関係の孫悟空と言えば、三蔵法師に猪八戒、沙悟浄、といったメンツが思い浮かぶと思う。
もちろん発祥は中国の『西遊記』なのだが、この西遊記も何度も詳細の異なるバリエーションで書き継がれてきた為、確実にこれが原本! というのはわからないようだ。
 
この項ではきっとみんなの知らない部分もあると思われる、『西遊記』の大雑把な流れを書いてみる。なるべくわかりやすく、ややこしい部分は端折って。
 
ーー東勝神洲は傲来国の花果山の仙石から天地の霊気を纏った石猿が……。
 
仕切り直し。もっとズバっと端折る。
 
――あるところにある神聖な石から、霊気を纏った石猿が産まれた。
石猿は生意気にも生あることの儚さを嘆き、「もっと人生エンジョイしたいっす!」ということで修行の旅に出た。
そこで猿は様々な術を取得し、法名として「孫悟空」という名前も得たのだが、それでも満足せず、天界にまで殴りこんだ。
流石に調子に乗った孫悟空にお釈迦様は怒り、殺そうとした。
しかし悟空は体得した術で余裕で生きながらえてしまう。
「じゃあもう猿は閉じ込めます」
ということで五行山の下敷きになる悟空。
月日は流れ五百年。
罪ある者を更生させるべく旅していた三蔵法師に悟空は救われ、共に天竺を目指すことに。(因みに三蔵法師も元は釈迦の弟子だったが、悪さして下界に転生させられた)
この際、同様に罪を消すため法師と旅していたのがブタ(猪八戒)、カッパ(沙悟浄)、馬(玉龍。見落としがち)である。
そうして長い長い旅が始まり、様々な敵と戦いながらも無事に天竺へと着く。
五人はついに天界での罪を許され(三蔵含む)、悟空の頭に付いていた輪っかも外れたのだそうな。めでたしめでたし。
 
――とまぁこんな感じである。
うろ覚えだった僕としては、三蔵法師も元罪人だったことと、三蔵法師の乗る馬も名前があって罪もあった、ということには驚いた。
この際もう一度DBじゃないほうの孫悟空を調べ直してみると面白いかも。
 
因みに北斎も『北斎漫画』にて孫悟空を妲己とセットで描いている。

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『北斎漫画』より