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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

河童、ちょこんと座るの図

『北斎漫画』

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『北斎漫画』三編より
 
 こちらは『北斎漫画』の中の水に絡んだ動物達を描いたもの。
人魚はサンショウウオを描いたもので、海鼠はナマコ、水獺はカワウソのこと、鯪鯉(むうり)、と書いてあるのはセンザンコウ(アリクイみたいな甲殻のある動物。かつて中国では魚の一種と思われていたようで、北斎もその流れでこの項に描いたのだと思われる)、そして水豹はアザラシである。
 
ほとんどが実在する生き物であるのだが、シレっとカッパが、それも凄く自然に混じっているのが笑える。しかもちょこんと体育座りで人生に疲れたような目をしているのもなんだか憎めない(人生じゃなく河童生だが)。
 
人魚、という題目でサンショウウオが描かれているのは、中国の『山海経』に人魚は川に住み、姿はテイ魚(オオサンショウウオ)に似ている――と書かれていることに起因すると思われる。
しかしこの絵の人魚もまた疲れたオッサンに見える。
 
――ところで、今ずっと河童の絵を眺めていたら、どう見ても次長課長の河本に見えてきてしまった。
横の「河童」という文字も最早「河本」に……。
元気だして河本――いや河童さん!