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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

ほたむとうろう

『新形三十六怪撰』
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『新形三十六怪撰』より「ほたむとうろう」

「ほたむとうろう」は、「牡丹灯籠」のこと。中国に伝わっていた物語を、落語家三遊亭円朝が手を加えてオリジナルな怪談演目へと作り変えた。
さて、円朝の落語の演目、特に人情物では泣いちゃうこともあるほどだった芳年。少なからず円朝と親交もあったようで、落語の演目の絵を描いたところで何らおかしいことはない。
また、落語だけでなく歌舞伎にも取り入れられ、明治になって「怪談牡丹灯籠」という名で興行し大盛況だったとか。
どちらの牡丹灯籠を描いたのかはわからないが、とにかく当時一世を風靡した物語だったのは間違いなさそうである。
狂気じみた色使いもする芳年だが、この牡丹灯籠のワンシーンを描いた絵では、下女と幽霊のお露ということでか、薄い色合いで美しく描いている。凛と構えた幽霊のお露が、美しいと同時に威圧的で不気味なのがいい。

ほたむとうろう。なんかそのまま読んでみるとなんか可愛い。ほたむとうろう。ほたむとうろう。