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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

鬼若丸池中に鯉魚を窺ふ図

『新形三十六怪撰』
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『新形三十六怪撰』より「鬼若丸池中に鯉魚を窺ふ図」

超巨大鯉を狙う幼い武蔵坊弁慶、通称「鬼若丸」。
ためらいのなさそうな表情と、右手に忍ばせた短剣?を構えるさまはなんともかっこいい。
弁慶と言えば、牛若丸(後の源義経)と橋で対決し、その後は牛若丸の家来として付き従ったことでも有名な人物である事は知っているかと思う。
弁慶は幼い頃から手が付けられない程の暴れん坊で、幼くして両親は比叡山の僧に弁慶を預けてしまう。
しかし比叡山でも暴れまくった弁慶は、結局僧達の怒りを買い、追い出されてしまう。
それでも懲りない弁慶は、京都の五条大橋で刀を千本強奪する、という凄まじい計画を立て、999本まで集めたところで牛若丸に出会い、服従したーーというわけだ。

そして、比叡山に預けられたばかりの頃、比叡山近くの川で巨大な鯉が現れ、人々を困らせていた。それを一人果敢に挑み、退治して皆を驚かせた。
↑はまさにその時の絵である。

さて、下手をすれば牛若丸より有名な弁慶。
しかし実は実在したかどうかも定かではない。
多分に誇張されているのは間違いないのだろうが、一説には義経に加担した僧達のことをまとめて一人の人物に仕立て上げた説などもあり、芯から創作というわけではなさそうだ。
牛若丸と鬼若丸。丑の方角は鬼門であるから、そりゃ仲良くやれるだろう。これは流石に出来すぎか??
とは言え和歌山県に弁慶誕生の地があったりと、観光等様々なところで弁慶は活躍しているのだから、特に深く調べたわけでもない僕がとやかく言うのはよしておく。
もう充分言っちゃったけど。。。