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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

異形(いぎょう)・白布(しろぬの)

『百鬼夜行絵巻』

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『百鬼夜行絵巻』(真珠庵本)より「異形・白布」


白い布を被っている為、別名「白布」とも言う。
一説には一反木綿の原型になっているとも言う。
考えるべくは、これは布を被った妖怪なのか、それとも白い布の妖怪と、中身の妖怪の二匹なのかどうか、ということ。
おどけているようにも見えるし、苦しんでいるようにも見える。
それとも中の妖怪があまりにも醜い為、白い布でモザイクしたのかも知れない。

詳しい解説などは一切無い為、どこを調べても大体は見た目に言及して終わっている。ならばもう考えるしかあるまい!

気になるのは、この妖怪には目が付いていないこと。強引に布に目を付けて描いたって良さそうなものだが、それをしなかったのはやはり布の部分と中の妖怪とは別ということだろうか?
そう考えると、やはりこの妖怪の本体は布の方な気がする。

古来、貢物としても使われてきた白布。真っさらな全てを包み込む白布は、異形の妖怪などにも容赦無く覆いかぶさり、消し去ってしまう。神聖な白は、あらゆる邪気を祓う。
しかしもしその神聖な白布が妖怪と化したら?
想像するだに恐ろしい。
百鬼夜行はまだまだつづくーー。