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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

彭候(ほうこう)

『今昔百鬼拾遺』
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『今昔百鬼拾遺』より「彭候」
 
千歳の木には精あり
状黒狗のごとし
尾なし
面人に似たり
又山彦とは別なり
 
彭候は中国に伝わる樹の妖怪。というか精霊。
日本の木魅(こだま)と同じように、千歳の木が生み出す精霊であるという。このため、木魅と同一視されることもある。
また、石燕が『画図百鬼夜行』で描いた「幽谷響(やまびこ)」等のモデルになった妖怪とも言われている――が、しかし、石燕は解説文で
「千歳の木には精あり。状黒狗のごとし。尾なし。面人に似たり。又山彦とは別なり」
と、山彦とは別、と言っているのでもうわけがわからないよ。
もしかしたら石燕は、自分が描いたのは「幽谷響」であって、「山彦」ではない……なんて屁理屈言うつもりだったんじゃあ……。