読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

天火(てんか)

『絵本百物語』

f:id:youkaiwiki:20130220160609j:plain

『絵本百物語』より「天火」

 

天火は全国に事例のある怪火の一種で、ぶらり火ともいう。

『絵本百物語』には「これによって家を焼かれた者や死者が多数いる」とある。

『絵本百物語』内の説話では――

 

あるところに非情な代官がおり、やりたい放題なのでとにかく嫌われてた。

その代官が引退した翌月、火の気のないはずの場所から火が出て自宅が焼け、自身も焼死し、これまでに蓄えた金銀、財宝、衣類などもあっという間に煙となって消えた。この火災の際、天から火の玉が降ってくるのが目撃された。

 

だそうだ。怪火としてというよりは、非常な代官を懲らしめる教訓としての怪異、と捉えた方が良さそう。

 

画中解説文

またぶらり火といふ。地より三十間余は魔道にて、さまざまの悪鬼ありてわざわひをなせり。

 

うぃき訳

ぶらり火とも言うよ。地上から50メートルぐらいの間は魔道で、色んな悪鬼が住んでて災いをもたらすんだよ。