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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

山童(やまわろ)

『百怪図巻』 『画図百鬼夜行』

山童(やまわろ)

『百怪図巻』より「山わろ」
 
山童は山に住む子供のような姿の妖怪。
山操と書いてやまわろと読む場合もある。
山童は、西日本では河童が秋になると山に入りなるものとされており、同じように春になると川へ戻って河童になるとされる。
故に河童と同様、山童も相撲が強いらしい。
ややこしいが、山操と書いた際のやまわろは、起源を中国の「山操(さんそう)」にするもので、こちらはカニなどを好む。
 
尚、『百怪図巻』の山童も、『画図百鬼夜行』の山童も、共に一つ目であることが解ると思う。なぜそう描かれたのか詳細は不明だが、察するに山での仕事に従事する者は事故や病気、または鉱山での仕事などで片目を失うことが多かったことから、このやまわろもそう描かれたのではないか? と僕は思う。
 
面白いのが、西日本では山の怪異は大体「山童」のせいになるが、東日本では「天狗」や山の神の仕業になる。
同時多発的に同じ名前の妖怪が誕生することもあれば、このように地域で同質の異なる妖怪が誕生したりする。
不思議です。
山童(やまわろ)
『画図百鬼夜行』より「山童」