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妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

大妖怪展で希望と絶望の真珠庵本

大妖怪展(江戸東京博物館の)行ってきた話 にん! はいこんちは。大分更新間隔空いてますが、ともかく妖気が足りんとか言い訳しながらも妖怪好きなのは隠しきれません。 夏は妖怪だとか幽霊だとかが一番盛り上がる時期。なんだか妖怪展みたいなのも色んな所…

泥田坊のせい

田返せ田返せ時間を返せ。 光陰矢の如しとはよく言ったもので、とある方からあまりにもこのブログが更新されないもんだからと「入院してますか?」とメールを頂き、ハッと我に返って見れば二か月ほど放置してしまっていた。 ちょっと仕事でまた偉くなって多…

ぬっぺっぽうの裸体をぷにぷに絵解き

ぬっぺっぽうの裸体に挑む 大分間が空いたが、前回は見越に挑戦してまたも大失敗。今回は裸にする前からすでに裸なぬっぺっぽうに挑戦。 まずはR指定されそうなほどに全裸なぬっぺっぽうさんをご覧あれ。 ザ・メタボなぬぺっぽうさん。泣く子も全力でジム通…

見越を見越して絵解き

見越を頑張って絵解き またまたコメント欄にてリクエストを頂いたので、期待を裏切らない(でいたい)僕なのでしっかり応えるべく今回は「見越」を絵解きしたいと思う。 見越、つまりは見越入道のことで、見上げればどんどん大きくなる系の妖怪であり、黄表…

『画図百鬼夜行』青坊主をがんばって絵解き

青坊主絵解き さて今回はコメント欄にもリクエスト(と僕は受け取った)を頂いた青坊主。 とりあえず絵を見てみよう。 一つ目の坊主が首をかしげるようにこっちを見ていて、後ろには小屋が建っていてヤカンが覗いている。 背後にはツブツブが気になる謎の木…

妖怪「網剪」絵解き

『画図百鬼夜行』根性絵解き「網剪」編 貴様はエビなのかなんなのか? 全くもって意味不明で、まともな答えが出せそうにもない予感がプンプンする妖怪「網剪(あみきり)」さんと今回は戦いたいと思います。 まずはその正体不明のフライングザリガノイド、網…

貧乏神はなぜ神なのか

貧乏神(びんぼうがみ) 桃鉄ならば、ちょっと近くにいるライバルに特急カードでも使って一気になすりつけに行って、たかがゲームなのに数時間の間はマジに険悪になるすごいヤツ、キングボンビーが当然思い浮かぶ。 とにかくよいイメージは全く無いのが貧乏…

妖怪はどのように生まれたのか?

妖怪誕生の瞬間 はいこんにちは。今更ながら――って感じのタイトルですが、その点に焦点を絞り込んだ記事は書いてなかったような気がしますので、唐突ですがちょっとまとめたいと思います。 妖怪の定義なんていうものは相変わらず「できない」ものというのは…

『画図百鬼夜行』自力絵解き~震々編~

震々を絵解き 前回はおとろしの絵解きに挑戦しまして、おとろしの全くない絵解きになり、この企画やっぱりダメなんじゃねぇか、なんて初回から思ってしまった自らを戒め奮い立たせるためにも、今回は読者さんがくれたコメントの助力もあり、比較的「それっぽ…

『画図百鬼夜行』根性絵解き~おとろし編~

『画図百鬼夜行』を自力で絵解き 絵として描かれるようになった妖怪達の、その原点とも言われているのが鳥山石燕の描いた『画図百鬼夜行』なのは言うまでもありますまい。言ってるけど。 で、これまた知る人ぞ知っている、石燕がとても遊び心に溢れた翁であ…

さる、する

あけましておめでとうございます。 相変わらずのブレの大きいよくわからん妖怪ブログではございますが、今年もどうぞよろしくお願い致します。 さて今年は申年だそうです。サルの妖怪と言えば、心読んじゃうサトリとか、 あるいは凶暴極まりないヒヒなんかも…

逆に

だから商業施設っつぅのは嫌だとあれほどーーというわけで今年はーーじゃないのか。来年は、元旦から出勤である。それも単に僕が任されている店が巨大な商業施設内にあるからで、その施設内の店舗は揃って巻き添えで元旦からへぇこらお客さんに頭下げねばな…

化け銀杏の精

化け銀杏の精(ばけいちょうのせい) 外を歩けば至る所に黄色の葉を茂らせたイチョウの樹が立っている。 秋冬の風物詩として見れば美しいと思えなくもないが、夜に寒々とした風に煽られて靡くイチョウの樹というのはなかなかに不気味であったりもする。 そん…

よういどん

誰もが自分だけの価値観や考え方、ルールを持って生きている。 自分に理解できない行動をしている人物を見た時、その人がどういう人なのか、おかしいのか正常なのか、それらを決めるのは自分の基準が元になる。そうしてなんとか「理解できないこと」を減らそ…

失念坊の個人番号譚

記憶力の悪さには自信があります失念坊ことへぇこいたで御座います。 何度も嫌味ったらしく自慢気に言いますが、僕は最近大層忙しいお店へとぶっ飛ばされまして、単純に作業量も数倍、となりゃ当然お客サンの数も数倍、ただでさえ客の顔なんざ覚えておけない…

怪談に妖怪はいるのか? 牡丹灯籠

牡丹灯籠 過去に月岡芳年の『新形三十六怪撰』特集でさっと触れたのだが、その当時僕もよく知らない怪談だったので、この度落語を聞いたり読んだりしてきたので改めて紹介したい。 しかし牡丹灯籠を調べていたとき、「果たして妖怪はどこにいるのか?」とい…

水木しげるがほんとうの妖怪になった

仕事も手につかないほどの衝撃、水木先生が鬼籍に入られたとの報は、そこまで水木フリークではない僕でも妖怪にどっぷり浸かっているだけあってかしばし呆然としてしまいました。 現代における妖怪のカタチの基礎を築いたのは間違いなく水木先生であり、今こ…

川熊(かわぐま)は熊なのか

川熊 秋田県は雄物川に伝わる、水中に潜む妖怪「川熊」。 ――ある日、秋田の殿様が家来を連れて雄物川で猟をしていると、突然川の中から真っ黒な手が現れ、殿様が手に持っていた鉄砲を奪って水中に消えていったのだという。 殿様はすぐに家来達に取り返すよう…

僕巷説百物語

ぼくのこうせつひゃくものがたり これはね、昔の話じゃないのですよ。 えぇ、今の、そう、平成の話です。 一月に一人、消えて行くんですね。えぇ、本当に一人ずつ、必ず消えて行く。 七人ミサキ、というのが土佐の方には出るようですがね、それと似ておりま…

ヤンボシ

ヤンボシ 鹿児島県や宮崎県では、山道を歩いているとヤンボシ(またはヤンブシ)という妖怪に出会うことがあるという。 坊主が首吊りをした場所には必ず現れるとも言われ、夜の山で行き合うと攫われてしまうともいう。 気付いて逃げれば確実に追いかけられ、…

七人同行・七人童子・七人ミサキ

七人の謎 以前七人ミサキを紹介したが、なぜか四国には七人の付く名前の妖怪が他にもある。 七人同行(しちにんどうぎょう)、七人童子(しちにんどうじ)。 これらは香川県の妖怪だが、他にも七人同志というものもある。 七人ミサキのように七人ワンセット…

妖怪検定対策~終章~

妖怪検定対策ガッツリやるぜ! と宣言してからというもの、丁度その頃より本業がめちゃいそがしくなり現実に憑かれて気付けばなんと明日妖怪検定の日ですね。 いやぁ、全然対策記事書けずに申し訳ない。 でも確かちょっとは書いたはずなので、今からでも足掻…

海小僧(うみこぞう)

海小僧 海の妖怪は実に多い。 海坊主もいれば海人魚もいるし、海和尚に海女(あま)、とまぁ数えはじめればキリが無い。 としたら、江戸時代では片っ端からアイドル的人気であった小僧が海にいない筈がないのである。 というわけで海小僧。 静岡県は賀茂郡南…

妖怪へぇこかれた

へぇこいたなんていうフザケた名前でずっと続けてきたこのブログ。 「妖怪」という部分ももちろん大事だが、「屁」もまた欠かせぬ重要な要素であることは疑いようもない。 だが。 その大事な大事な「屁」の部分が今、揺らごうとしている。 「私おならすごい…

可憐な美女の背後に鬼

エスカレーターには暗黙のルールというものがある。 急いでいる者は右側を上り、そうでない者は左側に乗る、というルールだ。 とある駅で、クタクタだったし本当は左側に乗りたかったのだけれど、あまりにも列が長かったので仕方なく右側で上ることにした。 …

逆河童かよ

秋になると山から海へと異動する。 秋になると川から山へと入り山童となる――と言われている河童と逆である。 そう、天下に名高い逆河童たぁおいらのことでィ! とかなんとか言ってみましたが、僕が働く夢も希望も満載の会社で、一体何の妖怪の仕業なのかわか…

さがりものの怪

ぶら下がり系妖怪対策 いやほんとに妖怪ってのは随分マニアックなもんですよ。 特に系統別で分類してみると、その度合いは強まります。これも全て水木先生が描いてくれたから、名だけの現象だった妖怪もキャラクターとして甦って図鑑にまで載るようになった…

妖しいそがしもののけ残業録

見事に妖怪いそがしに憑かれております。 この手の記事を書くってぇ時は大体疲労とかいそがしさがベイマックスでちょっと愚痴りたくなった時と相場が決まっております(このブログでは)。 というのも、割と無茶な人事で、頼りにしてもらっているのは有り難…

妖怪検定対策ーー前回出題妖怪狙い撃ち作戦

過去出題妖怪狙い撃ち 妖怪検定を受ける皆様、頑張って丸暗記しているでしょうか? 最後の最後はまるっと暗記できているかどうかに掛かってきます。結局。 何しろ『図説 日本妖怪大全』の紹介文のいたるところから出題されますからね。「え、そこから出す?…

妖怪検定対策――の前に見上げてごらん

見越し入道系妖怪まとめ 妖怪検定ではまだまだ間違えやすい妖怪達がうようよいます。 前回はカッパをやりましたが、今回は見越し入道系。 御存知「見上げれば見上げる程大きくなる」タイプの妖怪で、全国に似たような系統の妖怪がいる、検定などでは特に厄介…

目々連な世界

「おとなしそうな子でしたよぉ、はい」 ――ニュースを見ていると度々思う。年齢、職業、性別などに関わらず、必ず被害者を「見ている」者というのがいる。 隣人であったり、近所であったり、様々ではあるけれど、しっかりと記憶して、見ている者というのが必…

検定カッパの巻

妖怪検定対策カッパ系まとめ 妖怪検定での常套ひっかけ問題が、「同じ系統の妖怪」です。 これが本当に厄介で、「水辺に棲む――」と書いてあったからと言って「カッパ!」なんて素直に解るようにはなっていないのです。 前回は出典史料まとめをしましたので、…

最後の最後は猫頼み

特集なんかしちゃっている妖怪検定の話。 僕も当然今年は上級を受けようと思っているのですが、ここに来て恐ろしいことに気付いてしまったのです。 それは、上級を受ける為に鳥取まで行く交通費。 常識知らずな僕ですから、鳥取県だとまぁ一万円ぐらいあれば…

ぬりかべドン

塗壁(ぬりかべ) ※言わなくてもわかるとは思うが、画像はこんにゃく。 なんということでしょう。 今まさに妖怪検定対策の記事を書いていたら、ぬりかべを紹介していないという大変な事に気付いた。 あのぬりかべを未紹介だったとは、青天の霹靂、驚天動地、…

妖怪検定対策~出典まとめ編~

出典史料別妖怪まとめ さぁ始めましょう誰トク妖怪検定対策特集でございます。 検定受けない方にとっては何の意味もありませんが、「なんかしらんが妖怪バカ達が集うそんな妖しい検定があるんだなぁ」ぐらいに思っていただいてそっ閉じして頂ければ幸いです…

妖怪検定対策特集はじめます

妖怪検定の季節ですね 夏だ! 祭りだ! 妖怪検定だぁ!(試験日十月) 持っていれば何かと役に立つ妖怪検定の資格! 「僕ですね、妖怪博士の資格持ってるんですよ。し、か、も、中級ですよ!」 「……はい?」」 ↑ほとんどの方の反応。 ――さて。 一年というの…

津々温羅温羅の桃太郎

温羅(うら) 桃太郎伝説の元になっているのではとも言われるのが、岡山県吉備地方に伝わる温羅伝説。 温羅はどこからかこの吉備地方へ飛来したとされ、製鉄技術をもたらし、鬼ノ城という城を本拠として吉備地方を支配していった。鬼神であるとも言われてい…

平将門

平将門(たいらのまさかど) 名高い三大怨霊の中でも、未だ祟りが怖くて紹介できずにいた(ほんとは忘れてた。やばい祟られる)のがこの平将門である。 三大怨霊と言えば、天満宮の祀る天神様、菅原道真と、島流しに遭い鬼となった崇徳上皇がそれにあたる。 …

あなたはどの地獄に逝きたい?【閲覧注意】

妖怪うぃき的地獄篇 ↑六道絵 魑魅魍魎すら逃げ出したくなるであろう地獄。 妖怪だ幽霊だなんて甘いこと言ってらんないすさまじい世界がそこにはある。 だとしたら―― 出来る限り生前から地獄に逝くような行為は避けておきたいところ。 そこで今回は、地獄がど…

毎年恒例今年の火間蟲入道

毎夏恒例行事となりました、年に一度のおめでたい火間蟲入道との初遭遇譚。 火間蟲入道とはゴキブリが妖怪になっちまったような最恐最悪なヤツでして、働きもせず怠けてばかりで死んだ者がせっせと働く者の元にゴキブリみたいに現れて行灯の油を嘗めて消した…

「妖怪一言多い」の大反省会

はいこんばんは妖怪一言多いことへぇこいたでございます。 どのような問答に於いてでも最後にはちょっと相手に毒を盛っておきたいかなり捻くれ者な僕は最近同棲相手との最後の僕の足掻きの一刺しが原因で口論になります。特に、その口論になった時にこそ「一…

『キュウモウと魔法の狸』

キュウモウ狸 なんとなくハリーポッターのタイトルっぽくしたかったけれど狸が最後に付く時点でどうにもならなくなってぶん投げた。 というわけでメガンテ。 岡山県に伝わる、火事を報せたり牛馬を守護する神として祀られている狸が、キュウモウ狸だ。 別名…

熱波の時

最早改めて書く必要もないほどに、熱風吹き荒れる日々が続いています。火車が二秒前に走ってたんじゃないかってぐらいに道路も燃えております。 ちょっと前は雨続きで洗濯物も洗えないし生乾きだしでもう最低だったのが、ここ数日は一転して暑過ぎて外出ると…

海女房(うみにょうぼう)

海女房 島根県は十六島(うっぷるい)。 ある漁師が友人に留守番を頼まれていた。いつものこと。慣れたもの。 その漁師はくつろぎながらうたた寝をしていた。 すると、窓から視線を感じる。何事かとチラリと目をやると、そこには怪しげな目が覗いていた。 漁…

精霊風に吹かれて消えてゆくのさ

精霊風(しょうろうかぜ) 長崎県は五島では、盆の十六日の朝に魔風が吹く。 それに当たると病気になったり、倒れてしまうという。 その風は仏教語で死者の霊を表す「精霊(しょうろう)」と組み合わさり、精霊風と呼ばれている。 盆の十六日というのは「送…

目を閉じ祈るの怪

自分の行動は全て把握しているものだと思っていた。当たり前なんだけれど。 自分で何をしているのかわからない――なんて状況、普通に生活していたらあるものではない。 が。 すっぽりと考えから抜け落ちていたのだけれど、日々の生活の中で随分と長い時間、「…

小僧を眺めていたら垂れ乳になっていたんだけどこれなんてテンジ?

テンジ(てんじ) 八丈島にいる子供のような姿の妖怪が、テンジである。 水木御大は天子(てんじ)としているが、他の伝承や民話などでは全てテンジであるようなのでここでもテンジで統一しておく。また、テッジとも言う。 さてそのテンジ。 八丈島の山の妖…

飛んで死に入る夏の人

夏が近づき、ヒャッホーな勢いで飛び込みたくなる気持ちは解らないでもない。 しかし場所だけはわきまえて欲しいものである。 ――というわけで昨日の夜の事、少し帰りが遅くなって終電ギリギリの電車で帰っていると、珍しいことにほんの数駅先で人身事故。 リ…

与作は木を切ったのか? 古杣(ふるそま)

古杣 山の中での怪異というのは沢山種類がある。 特に多いのが音の怪異で、天狗倒しなどと呼ばれることもある。 四国には、古杣(ふるそま)という怪異がある。これは山で死んだ杣人(そまびと。きこりのこと)の霊が起こすものと伝えられている。 基本的に…

オゴメ(おごめ)

オゴメ 水木プロも全面に押し出している可愛い容姿の妖怪、オゴメ。 三宅島に伝わっている妖怪で、高い木の上におり、赤ちゃんのような甲高い声を上げて嗤うのだという。通称「オゴメ笑い」。 このオゴメ、水木御大は可愛い丸っこい姿の妖怪として描いたが、…